» 2011 » 10月のブログ記事


さて、RocketRAID 2310,AAR-1430SA とここ数週間で2枚のRAIDカードを触ってきたが、次はPromiseのSuperTrak EX4350だ。
このRAIDカードは、いわゆるハードウェアRAIDを実現してくれるRAIDカードです。

オークションで入手したのですが、BIOSとファームウェアのバージョンが古かったので、バージョンアップを試みた。

入手時のバージョンは次の通り。

BIOS:2.4.0.5
FIRM:1.3.0.7

最新のものは、次の通り。

BIOS:2.4.0.12
FIRM:1.3.0.37

最新バージョンのファイルには、BINファイルしか含まれないため、更新プログラム(PFLASH.EXE)が含まれる一つ前のバージョン(2.4.0.7)をダウンロードする必要がある。

FDDをDOS起動でフォーマットし、実行ファイル類と最新のBINファイルをFDDにコピーする。

FDD起動でPFLASHを実行するのだが、BIOSに含まれるreadmeファイルをを読むと、実行コマンドは次のように記されている。

i) type “pflash /f b4350.bin” without “” to flash bios
ii) type “pflash /f firmware.bin” without “” to flash firmware

実は、これは間違いで正解は次の通り。

i) type “pflash /f bios 4350 b4350.bin” without “” to flash bios
ii) type “pflash /f firmware 4350 firmware.bin” without “” to flash firmware

コマンドプロンプトで実際に打鍵するのは、pflash~.bin までです。念のため…


HDDが値上がりしています。
原因は、タイの大洪水によるものらしいです。
WesternDigitalの工場が被害を受けたらしく、減産が予想されること、復旧の見通しが立っていないこと。復旧の見通しが立ったとしても短期間での回復は難しいとのこと。
これは、東日本大震災でもあったようにサプライチェーンが寸断されることも一因だとか…

とにかく、今まで2TBが5,500円くらいだったものが、6,500円になってしまったのだ。
価格.comで価格推移のグラフをみるとわかるように、ここ数日で急激に価格が高騰している。
また、販売店は、販売台数規制をしている状況からすると、これから供給不足が深刻になりそうな感じです。

おそらくHDD以外にも価格が高騰しているものがあるはずです。
必要な方はお早めに…


バーコードリーダーって、安いんですね。
ペン型なら新品で2,000円で購入できるようです。

こんなに安いのなら何かに使えないかな…とウォーキングしながら1時間ほど考えてみましたが、いいアイデアが浮かびませんでした。

バーコード類の特徴がわかれば何かアイデアがでるかも…と思いバーコー類の特徴を考えてみました。

バーコード類として考えたのは次の3つです。
(1)バーコード
(2)QRコード(二次元バーコード)
(3)ICタグ

(1)は、スーパーやコンビニのPOSや、図書館などの蔵書管理に使われています。

(2)は、携帯などでよく使うアレです。

(3)は、ICチップが埋め込まれたタグで、商品の在庫管理などのに使われています。

書きかけです…^^;


昨年、日本傾斜地マップというものを作りました。

震災直後の3/14に地盤工学会に寄稿として紹介論文を送り、手直しを経て先日、『地盤工学会誌』の2011年10月号(Vol.59 No.10 Ser.No.645)に掲載されました。

そもそも、この、日本傾斜地マップに相当するものを作成しようとしたのは、2006年頃でした。
当時は、急斜面地の安全性・健全性を評価する上で、地盤の傾斜のみならず、地質データおよび雨量データも含めた総合的かつ広域的な地盤評価方法を目指していました。

造成された斜面はともかくとして自然地盤(斜面)における安全性を評価することにより、たとえば道路沿いの斜面崩壊の防止対策を重点的に行う場所の選定や、土石流などによる大規模な土砂災害に対する対象となる場所を絞り込むことを目的としていました。

このシステムのポイントは、次のとおりです。

  • 斜面と構造物との位置関係をわかりやすくする
  • 机上のデータのみで簡単に分析ができる
  • 誰でも簡単に扱える(費用負担が少ない)

当時の構想における斜面評価のポイントは次のとおり。

  1. 斜面の情報
  2. 表層地質の情報
  3. 雨水の地表面流下解析(流域把握)
  4. 降水量の地域的な重み
  5. 断層や地震頻度による地域的な重み

それぞれの項目に対して、対象区画に点数を付与し、総合点で対象区画の斜面の健全性を評価しようと考えていました(下図)。

また、この方法の有用性は斜面崩壊地の実データと照合することにより検証しようとも考えていました。

ところが、当時は、入手可能な標高データとしては50mメッシュのものしかなく、最初のステップで躓いたためにプロジェクトが頓挫してしましました。
ちなみに、50mメッシュでデータを作って検証すると、結果は「微妙」の一言に尽きます。
某大学の先生にもご協力いただきましたが、詳細な標高データを広域的に入手することは困難でした。

プロジェクトを終結させた後、国土地理院が10mメッシュの標高データを公開したので、とりあえず傾斜値データだけでも整理したのが、『日本傾斜地マップ』です。
傾斜地評価システムのプロジェクトはグダグダになってしまいましたが、傾斜地情報だけでも活用できる場面はいくつかあるだろうと考え、公開している次第です。
たとえば、『急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律』における急傾斜地の選定や、地震時や降雨時の土砂災害ハザードマップ(自治体レベルではなく、行政区・町内会といったローカルな利用)として利用することが可能だと思います。

このような情報を盛り込んだGIS製品は既にありますが、個人レベルでの利用や試験的な利用での導入には金額的に敷居が高いことと、オンラインサービスで地理情報レイヤーが管理されているために、回線速度が操作性を損ねる原因となっていることがしばしばあります。
また、データをナマの状態(数値)で提供しているので、この数値データを使って何か別の計算をするといった使い方ができると思います。
ちなみに、傾斜値の算出は2.5GHz以上のCPUコア10個の並列計算で1ヶ月以上はかかりました。スマートなアルゴリズムでプログラムを組める方ならば、もっと速く計算できると思いますが、計算だけでも結構時間がかかりますので、時間短縮を目的として利用されてもよいと思います。

そんなわけで、少しでも役に立てば…と考えています。

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