» 2011 » 7月のブログ記事


昨日(今日か?)のYahooのニュースで、佐賀県武雄市役所のホームページが8/1からほぼ完全にFacebookに移行する記事が掲載されていた。

http://www.facebook.com/takeocity

役所のページって、どこを見ても比較的同じ構成になっていて、「洗練された」というイメージはあまりありませんよね?

この理由には、予算と担当者のWEBに関する知識の問題もありますが、公共のページであることからWebアクセシビリティの問題があると考えられます。

公共機関のWebサイトは、商用利用や趣味のページではないことから閲覧者を限定することができません。
たとえば、特定のブラウザでしか閲覧できないようなものはもちろんダメです。最近ではIEなら7,8,9あたりのバージョンが主に使用されていると思います。また、FirefoxやOpera、Chrome、Safariといったブラウザもあります。これらのブラウザで著しくバージョンを限定せずにWebページを表示できなければなりません。
それから、身体的な弱者、たとえば視覚に健康的な異常が見られる方などでもページの内容を把握できるようにするための配慮がなされている必要があります。
たとえば、視覚異常者に対する対策としては、音声読み上げソフトに対応するために、HTMLを規則に従って構成(記述する順番に配慮)する必要があります。
他にも種々の制約があります。
全ての公共機関のページでこういったことが必ず守られているかどうかはわかりませんが、Webアクセシビリティを考慮した上で、洗練されたWebサイトを構築することは難しいといえそうです。
ちなみに、日本ではこのWebアクセシビリティはJISで規格化されています。2004年にJIS X8341-3として規格化され、2010年に改訂がなされたようです。
なお、このJIS企画はRecommend(推奨)であって必須ではありません。

武雄市のホームページはWebアクセシビリティをどの程度考えているのでしょうか?

それから、もう一つ気になることがあります。
武雄市は、Facebookと何らかの契約を交わしているのでしょうか?
Facebookは営利目的の一企業に過ぎません。Facebookを使用した行政サービス継続のが何らかの形で担保されている必要があります。
ないとは思いますが、「ある日突然、サービスが止まってしまった」ということにならないようにして欲しいものです。

個人的には、行政サービスの向上のために新しい技術を取り入れることは、結果に関係なく「何もしない」,「何も変わらない」よりはいいことだと思います。
ただ、今回のようにほぼ全ての機能をFacebookに移行してしまうのは少し拙速な感じは否めません。武雄市の知名度向上のための「話題性」という意味では効果的ですが、「SNS」という仕組みを使うことで、行政と住民の新しいコミュニケーションの手段を確立することが目的であるならば、従来のWebサイトを残しつつ、試験運用をした方がよいような気がします。
ただ、今回のこの試みは是非とも上手くいって欲しいと願っていますし、万が一失敗があったとしても、悪い点を少しずつ改善して後戻りはしないで欲しいと思います。


節電の夏ですね。

USB接続の扇風機を探していたら、ちょっとスタイリッシュなものを発見。

本体写真だけだと、大きさがよくわからないけど、ノートPCと並べてみると、意外と小さいです。


ノートPCが欲しい!!

Panasonic Let’s note B10 CF-B10CWADR

ちなみに、価格.comによる最安値は、125,000円前後なのだ!!
性能や機能性を考慮した上で、従前のFシリーズやYシリーズの過去の相場からすると、破格の価格と言える。

小生は、現在、Let’s noteのY4を愛用している。
Y4の特徴は、次の通り
  ・液晶が14.1インチ(1400×1050)
  ・重さ1.5kg
  ・バッテリー駆動で実駆動時間が3時間程度

一言で表すならば「大画面軽量ノート」と言える。
Y4の不満点は、
  (1)CPUが貧弱(シングルコア1.6GHz) 
  (2)メモリが最大1.5GBまで
  (3)HDDがIDE接続
  (4)グラフィックが貧弱

現在は、HDDを250GBに換装、メモリを1.5GBまで増設、OSはWindows7をインストールして使用している。
上記(1)で困ることは、タスクマネージャーを見ると、CPU使用率が100%になることが常で、明らかにCPUのパワー不足になっている。ただし、その80%くらいはカーネルの使用率なので、HDDがSSDになれば多少は改善されるかもしれない。

上記(2)で困ることは、小生は自宅のデスクトップPCではVirtualPCを使用している。このVirtualPCには、WebServerをインストールしたものや、アプリケーションのテスト環境として使用している。そのため、VirtualPCに1GB程度のメモリを割り当てることを考えると、現状の1.5GB のメモリでは全く以て不足している。

上記(3)で困ることは、とにかくHDDへのアクセス待ちが多い。これは、HDDのアクセスランプを見ても明らかで、ベンチマークで測定すると、良くて40GB/sec(シーケンシャルのR/Wとも)といったところなので、SSDに換装したいというのが本音だ。しかしながら、仮にSSDに換装するとしても、IDE対応のSSDは、遅い・高い・容量が小さいの3拍子が揃っており、今更このPCに投資をしたいとはなかなか思えない。

上記(4)で困ることは、画面の再描画が遅いということ。Windows7を無理矢理使用していることも原因ではあるが、とにかくアプリケーションの画面の切り替わりが遅いのだ。

と、まあ、不満を書いたが、これらはいつでも不満というわけではないのだ。ブラウジングやメール、Word,Excel,PowerPointといった軽処理をするにはさほど不満はない。
解析ソフトやVisualStudio、マルチメディア系のソフトを使うには耐え難いほど遅いというものだ。
苦痛である。

大画面(高解像度)・軽量という制約を除けば、現在の不満を解消するノートPCは市場に多く出回っているのだが、大画面(高解像度)・軽量となった途端、ノートPCの選択肢は、VAIO ZかLet’s note B10しかないといっても過言ではない。

VAIO Zの良いところは、カタログスペックがすばらしいということ。はっきり言って理想に近いといえる。ただ、画面が小さいのだ。そしてお値段もそこそこ高いのだ…
さらには、SSD搭載機は、後々2.5インチの市販のSSDに換装が困難(?)であるということがネックになっているといえよう。もちろん私感である。

その点、Let’s note B10の画面が大きいことは、他の軽量ノートPCにはない唯一無二の利点と言える。ディスプレイやキーボード,マウスといったヒューマンインターフェースは性能の優劣ではなく自分に合ったものを使うことが大切だと考えているので、小生の場合は必然的にLet’s noteになってしまうのだが…

ただ、B10にも不満がある。
  (a)USB3.0がない
  (b)10キーがつけれるのでは?
  (c)シェルドライブの方が好き
の3点だ。

上記(a)だけはどうしても解消して欲しい。
おそらく小生のように多くのアプリケーションを入れて、1つのPCですべてを賄おうとするユーザーでは、HDDではなくSSDの方が快適に使用できると考えられる。HDDは、ランダムアクセスが遅いためOSやアプリケーションの入っているシステムディレクトリにファイルが増えれば増えるほど、PCの体感速度は遅くなると言っても過言ではない。その点、SSDは、HDDよりはマシである。ただ、SSDは容量単価がまだまだ高いため、庶民の小生が購入できるのは、120GB(約20,000円)のもの、がんばっても256GB(約40,000円)になるだろう。
そうなったときに、データ領域の不足分は、USBメモリで補うことになるのだろうが、USB2.0では速度的に正直厳しいと言える。USB2.0の規格上の速度は480Mbps=60MB/sである。昨今は、HDDですら、100MB/sを超える速度のものが大半だ(3.5インチ,シーケンシャルの場合)。そのような状況下では、USB2.0ではやはり物足りないといえる。また、B10は、USB以外に拡張手段がない。このサイズのPCであれば、ExpressCardスロットがあってもいいくらいだが、それすらもないのだ。とにかくUSB以外での拡張方法がないだけに、USB3.0は必須といえる。
毎年ノートPCを買い換えるのであれば、すぐにでも買い換えたいが、少なくとも3年間は使いたいと考えている。なので、これだけは譲れない。

(b)は、キーボードレイアウトを見ると、10キーがつけられそうなので、ついていたらいいのになぁ程度のことなのだ。ただ、10キーをつけることで全体のキーピッチが狭くなるとか、筐体の強度が維持できないのであれば、付いていなくてもいたしかないところだ。

(c)は、現在のY4での使い勝手が悪くないだけに、シェルドライブだったらいいのになぁ程度のことなのだ。シェルドライブのメリットは、狭いスペースで使用していても筐体以上の面積を必要とないことと、筐体自体を薄くできることといえる。しかし、これも筐体の強度とのバランスがあるのだろう。

Let’s noteは、トラックボールの頃から見て、知って、触れているが、今までのLet’s noteの変遷からすると、上記(b),(c)は、筐体の大規模な設計変更を余儀なくされることから、「B」というブランドではおそらく変更されることはないだろう。それと、大画面軽量というコンセプトも、世の中的にはあまり需要がないみたいだから、当面は「B」というブランドのみが大画面軽量モデルとして続くのだろう…

早くUSB3.0対応のBシリーズが発売されないかな~。

と、いうわけで今買うとしたら、こんな感じ
・ノートPC
Panasonic Let’s note B10 CF-B10CWADR  125,000円
・増設メモリ
CFD D3N1066Q-4G [SODIMM DDR3 PC3-8500 4GB]  3,000円
・SSD
Crucial m4 CT256M4SSD2  38,000円

合計166,000円

あ、思ったより安い。
256GBのSSD搭載でこの値段なら、USB3.0じゃなくても我慢できるかも… 

追記:2011/08/25

秋・冬モデルが発表になりました。
CPUが0.1GHzクロックアップされました。
USB3.0が1ポート搭載されました。
あとは、付属ソフトに若干変更がある程度ですね。

夏モデルは現在、105,000円くらいで買えますね。や、安い!!
秋・冬モデルと悩みます…買い時か?!

追記:2011/08/31

とうとう夏モデルが、95,000円で買えるようになりました。
秋・冬モデルのUSB3.0に価値を見いだせない方は、夏モデルの方がお買い得ですね。
10万円以下なら単年度の経費として処理できるので、次の決算で利益が出そうな会社や個人事業主には、PC購入のいい機会かもしれません。
ちなみに、10万~20万円の場合は、減価償却対象となるので、3年で均等割りになります。例えば購入金額12万円の場合は、今年経費として処理できるのは1/3の4万円になります。
また、20万円以上の場合、ノートPCは確か、購入価格の90%を4年で償却することになるので、例えば購入金額が20万円の場合は、購入金額の90%の18万円の1/4の45,000円が経費となります。ただし、年に一度の決算の場合だと、使用期間を購入月からカウントするので、例えば3月決算で10月購入の場合は、今年度使用期間が6ヶ月となり、経費となるのは、22,500円となります。 したがって、次の決算で黒字が見込める場合は、10万円以下の場合がお得ということになります。詳しくは税務署・税理士さんにご相談を…
SSDも上記のm4 256GBが約32,000円,メモリもPC3-8500 4GB(SODIMM)が約2,000円とさらに値下がりしているので、全部あわせても13万円あればおつりがきます。

それから、USB3.0の使い方としては、USB3.0対応のUSBメモリやSSDにVirtualPCの仮想HDDを入れて、運用するという方法があります。 これならVirtualPCもそこそこ快適に使えると思います。
この使い方意外では、あまりUSB3.0ポートの価値が見いだせません。
ご参考まで。

併せて買いたいものを追加
USB接続の10.1インチサブモニタ(plus one LCD-10000U ) 約14,000円(615g)

このモニタは、1366×768の表示が可能なポータブルサブディプレイなので、移動はするけど、移動先で腰を据えてがっつりと仕事をするような場合には役に立ちます。
例えば、ブラウザ閲覧タイプのヘルプの表示や、VBAエディタの表示など、他のウィンドウと並列で表示したい場合に有用です。
なお、B10と同じようにノングレア(非光沢)液晶なので、B10との見た目の相性はよいと思われます。ただし、26万色表示(通常は1670万色)なので、精細さは若干劣ると思われます。ビジネス用途ではさほど問題にはならないでしょう。

汎用外付けバッテリー Energizer XP18000 約18,000円(515g)

このバッテリーは、ノートPCの場合は、概ね6時間程度の補助バッテリーとして機能します。実質的には2~3時間と推察されますが…
メーカー純正のバッテリーを追加購入するのも良いのですが、その場合は、一旦PCの電源を切る必要があります。このバッテリーの場合は、ACアダプタとノートPCの間にかますので、PCのバッテリー残量が少なくなったときに継ぎ足すことができることが利点といえます。

全部購入しても16.2万円といったところか…!やっぱり安いな~。
でも、総重量が約3.2kg(PC本体1.9kg,ACアダプタ0.2kg,サブモニタ0.6kg,サブバッテリー0.5kg)となってしまいます。
本末転倒か…?!
ご参考まで。

追記:2011/09/04

ひょっとすると、補助バッテリーのEnergizer XP18000は、使えないかもしれませんね。
Let’sNOTEは、DC16V仕様で、最近のS,N,Bシリーズは、約4Aの出力つまり約65Wの出力に対応していないとダメみたいです。
一方、Energizer XP18000は、16Vの変換アダプタは別途あるみたいですが、出力が不明です。
19Vの場合に3.5Aの出力なので、変換ロスがなければなんとかいけそうですが…微妙なところです。
ちなみに、メーカーの対応表では、新しいLet’sNoteへの対応は記載されていません。
旧式のW,T,Y,Rには対応していますが、これらは、16V-2.5A=40W程度なので、果たしていかがなものでしょうか…?


先日製作したEasyPrint for Word 2010を Word2007でも使えるようにするために、VS2010とWord2007環境(.NetFramework3.5)で移植している最中だ。

しかしながら、エラーが発生。

発生箇所は、ThisAddInクラスだ。
ちなみに、ThisAddInクラスには一切手を加えていない。

Fig.1 ThisAddInクラスのエラー



Fig.2 ThisAddInクラスのエラー

VS2010+Word2010環境では、Windowsインストーラーでを作成する時に.NetFramework4.0でアドインを作成していると、うまく動かないことは以前のブログにも書いたとおりだ。

それを踏まえて今回は.NetFramework3.5 で最初から作っていたのだが、これが仇になったようだ。
.NetFramework3.5では、アドイン自体がエラーになってしまうのだ。

これを.NetFramework4.0にすると、このエラーは消える。
そんなわけで、今は.NetFramework4.0でアドインを作成している。

WindowsインストーラーでのSetupファイル作成時にまた困りそうな予感が…^^;


今、この瞬間、買うべきか、買わないべきか迷っているものがある。

それは、デスクトップPC用のメモリ4GB×2枚組!!
ちなみに、メーカーと品番は
CFD DDR3 W3U1333Q-4G DDR3 PC3-10600 CL9
なのだが、
価格.comによる最安値は、4,680円(Sofmap)なのだ!!

以前、小生が購入した際は、11,000円だったのだが、昨今の円高のあおりもあり、今ではこの価格。
ただ、当時の為替を考えても円高だけの影響ではなく、需要の増加と供給がだぶついているのが影響しているのだろう。

悩んでいる理由は次の3つ

(1)価格が上がるかも…
(2)次の規格が控えている
(3)使う当てがない

上記(1)は、注意が必要だ。
現在の4,680円がSofmapだけなので、他が追随してくるのか、一過性のものかがわからない。
ちなみに、今現在は、送料込みで5,500円が妥当な価格といえそうだ。
また、ユーロ不安があるにせよ、これ以上の円高はさすがに考えにくい。長期的に見れば、現状維持か、円高よりは円安に振れるのではないかと勝手に推測。特に政権が変わった時にどう動くかは要注意と考えている。
なぜならば、少なくとも今よりはまともな政権になるだろうから、そうすると、円への信頼が強くなり、円高に振れるだろう。しかしながら、今よりまともな政権になれば円高を放置することはないだろうと…
「結局どっちやねん!」となるから、80円前後で当面は落ち着き、年単位のトレンドでは円安なのだろう…
単純に為替が120円/ドルになったとしても、メモリの価格は1.5倍で7,000~8,000円といったところだろうか?

上記(2)も、重要だ!
上記のメモリのモジュール規格は、PC3-10600 CL9である。
ざくっというと、PC3はDDR3という規格であることを意味しており、10600はメモリの速度(周波数)を意味している。CL9も速度を意味しているといえる。そして容量も重要だ。
現在のM/Bでは、DDR3メモリが使用されており、最大で16GB(4GB×4枚)まで搭載できるものが大半だ。
最近発表されたAMD系のチップセットでは64GBまで搭載可能のようだが、そんなメモリは今現在は存在しないだろう。
上記のモジュール規格の10600の部分は12800,14900,17000と上位の規格が存在する。
入手可能なものでは、PC3-12800が現実的だ。ただ、この規格のものは、量販価格帯で2GB/枚のものは目にするが、4GB/枚のものは目にしたことがない。
妥当な線とすれば、PC3-12800の4GB×2枚組が普及してくるのではないだろうか…

上記(3)は、超重要だ!!
今現在、使用しているPCは、デスクトップ機は5台ある。
その内、64bitOSで使用しているのは1台のみで、このPCは既に16GBのメモリを搭載している。
残りの4台のPCはアプリケーションの都合上32bitでないと具合がわるいため、今メモリを購入しても使う当てがないというのが現状だ。
そして、4台の内、3台は既に8GB(2GB×4枚)を搭載している。
当初は、余ったメモリはRAMDISKで使うつもりでおり、実際に使っていた。
しかしながら、RAMDISKを常駐させておくと、スリープからの復帰がうまくいかないのだ。
そして、もっと問題なのが、RAMDISKはベンチマークソフトでは好成績を出すが、実用アプリでは効果を発揮しないのだ。
ちなみに、MIDAS Genという構造計算ソフトを使用しているのだが、RAMDISKによる速度向上はイマイチだった…

まあ、そんなわけで書いてる内に、やっぱり必要ないということが再認識できた。
PCパーツは必要なときに必要なものをそのとき一番安い価格で買うことが重要ということのようだ!

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