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昨日のつづき
Xreaのサーバー毎の負荷を調べてみた。
各サーバーの週毎の負荷率をグラフにしたものを次に示す(Fig.1~4)。
ピックアップしているのは最近登録可能なサーバーのみとした。

Fig.1 直近第1週のサーバー負荷率(週間平均値)

Fig.2 直近第2週のサーバー負荷率(週間平均値)

Fig.3 直近第3週のサーバー負荷率(週間平均値)


Xreaは、s368が定常的に20%前後の負荷率を示すが、全体的にはさほど、負荷は高くない状態にあると言える。
Coreserverに比べると、ハードウェアのスペックも低く、アカウント数も非公表であるだけに、高負荷状態にあることも考えられたが実際はそうでもない。
これはには、次の理由が考えられる。

  • (1)テストサーバーとして使用する人が多い。
  • (2)無料ユーザーの存在
  • (3)制限がある

上記(1)は、言葉の通りであるから説明は不要であろう。
上記(2)は、登録はしたけれども実際は使っていないというユーザーの存在。
上記(3)は、例えばデータベースの場合、無料ユーザーは、DBを1個しか使用できない。一方、有償(XreaPlus)の場合でもDBを5個までしか使用できない。
それに対し、Coreserverでは、CORE-MINIで10個使用でき、CORE-A以上なら無制限に使える。
最近は、WordPressやEC-CUBE、XOOPSなどCMSでDBを多用することもあり、CPUの負荷の多くは、DB制御によるものと考えられる。
加えて、DBの多用はCPU負荷よりもディスクアクセスの方で負荷がかかるため、サイトのレスポンスが悪く感じるのは、CPUの負荷というよりは、ディスクアクセスによるものと推察される。
昨日は、CORE-MINIのサーバー負荷を取り上げたが、CORE-Aは、もっと負荷が多いものがある。
Coreserverを選ぶときは、次の点に気をつけた方がよいだろう。
 契約可能な残りのアカウント数が少なく、現時点でサーバーの負荷が少ないもの!
やっぱり引っ越そうなかな…

負荷率について

負荷率は、次のように算出しています。
http://server.x24hr.com/にて得られる負荷は、一番負荷が低い状態が100、一番負荷が高い状態が0で表されます。
今回はxrea.com Free/Plus s300~から得られる負荷値を100から引いた値を負荷率(%)として表示しています。
なお、第1週の値は、1日~7日の平均値、第2週の値は、8~14日の平均値、第3週、第4週は、それぞれの値を使用しています。

Fig.4 直近第4週のサーバー負荷率(週間平均値)

参考にしたサイト




http://server.x24hr.com/

先日、Xrea+からCoreserver miniにお引っ越ししました。
最近WordPressを使っていると、やたらと反応が悪いな~と思い、サーバーの負荷がどの程度か調べてみた。

http://server.x24hr.com/

XreaとCoreserverの負荷を調べられます。

結論から言うと、Core miniよりはXreaの方が負荷が少ないようです。
Xreaは、テストサーバーで使っている人が多いみたいなので、一時的に負荷が増えることはあっても、慢性的な高負荷状態にはないようです。
Coreserver系は、miniは全体的に負荷が高く、Core Aだとminiよりはマシです。
まだ引っ越したばかりだから、来年にCoreAにでも引っ越そうかと思います。



WordPressはブログ用のツールだと思ってが、どうやらそれだけではないらしい。
サイト全般の再構築を考えていて、ブログをWordPressで担おうと思っていたけどメインサイトに使用してもよいかも…
インストールは次の手順で行いました。

(1)WordPressを入手

WordPress日本語版のサイトからWordPressのファイル(wordpress-3.1.2-ja.zip)をダウンロードします。
2011/05/30時点では、バージョン3.1.3が最新でしたが、ここでは3.1.2Jを使用しています。
なお、WordPress(日本語版2.9以降)の動作環境は次の通りです。

  • PHP バージョン 4.3 以上
  • MySQL バージョン 4.1.2 以上

当方が使用しているcoreserverの仕様は、次の通りです。

Tab.1 coreserverの仕様

サーバーのソフトウェア情報
Apache 1.3.37
PHP 5.2.5
MySQL 5.1.22-rc

※2011/06/01現在、全てのcoreserverは、PHPおよびMySQLともWordPressの動作要件を満たしています。

(2)WordPress用にサブドメイン(blog.macroya.jp)を準備

Fig.1 coreserverのドメインウェブの設定

coreserverのコントロールパネルでのドメインウェブの画面を開きます(Fig.1)。
当方の場合は、サイトの目的別にサブドメインを作成してサーバーを使い分ける予定なので、ルート(public_html/)にはファイルを置かないようにしています。
Fig1.のようにサブドメインを作成すると、ルート下にサブドメインのフォルダ(blog.macroya.jp)が作成されます(Fig.2)。
WordPress関連のファイルはすべて当該フォルダ設置されるようにします。

Fig.2 ルート下のフォルダ構成

(3)データベースを作成

Fig3. coreserverのデータベースの設定

coreserverのコントロールパネルでのデータベースの設定画面を開きます(Fig.3)。
coreserverでは、DB名とユーザー名を「coreserverでのアカウント名」+「_」+「任意の名前」で作成することになります。
WordPressでは、前述のようにデータベースとしてMySQLを使用します。
WordPress用に作成するデータベースの仕様はTab.2の通りです。

Tab.2 作成するデータベースの仕様

データベース(MySQL)の作成
DB/ユーザー名 hogehoge_blog
文字コード UNICODE(EUC-JPでもOK)
パスワード hogehoge

(4)コンフィグファイルの設定

(1)にてダウンロードしたWordPressのファイル(wordpress-3.1.2-ja.zip)を任意のフォルダに展開します。
展開して作成された wordpress フォルダにある wp-config-sample.php というファイルの複製(コピー)を同じフォルダ内に作成します。
複製したファイルの名前を wp-config.php に変更します。
wp-config.php をエディタで編集します。エディタは、UTF-8形式で保存可能なエディタを使用します。Windowsのメモ帳やワードパッドは使用できません。
UTF-8形式に対応しているエディタには次のものがあります。
EmEditor Free
TeraPad
参考)窓の杜>テキストエディタ
※DreamWeaverなどでもOKです。

(4.1)データベースの項目を設定

Fig.4 wp-config.php の変更箇所(その1)

(*1)~(*4)を(2)項のデータベースの作成で設定した値に変更します。
(*1) ’database_name_here’ → ’hogehoge_blog’
(*2) ’username_here’ → ’hogehoge_blog’
(*3) ’password_here’ → ’hogehoge’
(*4)は、データベースの文字コードを設定します。 
  UNICODEでデータベースを作成した場合は、’utf8’ → 変更無し
  EUC-JPでデータベースを作成した場合は、’utf8’ → ’ujis’

(4.2)認証用ユニークキーを設定

Fig.5 wp-config.php の変更箇所(その2)

(*5)の認証用のユニークキーを設定します。この値は、セキュリティの為に必要で、ランダムな文字列であれば、何でも構いません。
次のサイトにアクセスすると、ユニークキーを自動で生成してくれます。
 https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/

(5)WordPressファイルのアップロード

コンフィグファイルの設定が終わったら、wordpressフォルダ内のすべてのファイルを公開するディレクトリ(public_html/blog.macroya.jp/)にアップロードします。

Fig.6 アップロード後のフォルダ構成

アップロード先は次のいずれかの形式が望ましいです。
 (a) public_html/blog.macroya.jp/
 (b) public_html/blog.macroya.jp/wordpress/

(a)の場合は、WordPress用に専用のフォルダを作成した場合に適しています(今回の場合)。
(b)の場合は、WordPress用に専用のフォルダがない場合に適しています。
※いずれの場合も独立したフォルダにアップロードすると、後々、WordPressを削除するときにフォルダごと削除すればよいので楽です。

(6)WordPressのインストール

http://blog.macroya.jp/wp-admin/install.php にアクセスし、インストールを行います。
インストールは画面の指示に従い、必要な箇所を入力します。

(7)セーフモード対策

coreserverは、セキュリティの観点からモジュール版のPHPのセーフモードがONになっており、この関係でブログ投稿時に画像等がアップロードできません。
この対策として、モジュール版PHPではなくCGI版のPHPを使用することで、上記の症状を回避することが可能になります。
CGI版PHPを使用するには、WordPressをインストールしたディレクトリ(public_html/blog.macroya.jp/)に.htaccessファイルを作成します。
.htaccessファイルには、次のコマンドを記述します。

 AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php

※CGI版はモジュール版に比べてサーバーに負荷がかかる(遅い)との情報もありますが、画像のアップロードに関しては、後述するパーミッションの設定だけでは回避できませんでした。

【追記訂正:2011/06/26】
訂正前の場合は、WordPressに関するすべてのPHPがCGIで動くため、劇的に遅いです。
必要なファイルのみをCGI版PHPを使用するには、WordPressの wp-admin フォルダ(public_html/blog.macroya.jp/wp-admin/)に.htaccessファイルを作成します。
.htaccessファイルには、次のコマンドを記述します。

# 画像・ファイルアップロード
AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php
# プラグイン・テーマ 新規インストール/アップグレード
AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php
# 本体アップグレード
AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php

※Ver2.9.x用ですが、特に問題なく動くようです。

(8)パーミッションの設定

パーミッションの設定は不要のはずです(←自信がない)。

(9)参考になったサイト


http://mage8.com/

http://wpdocs.sourceforge.jp/

http://wpdocs.sourceforge.jp/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%88%B6%E9%99%90%E3%81%A8%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%96%B9%E6%B3%95#XREA.E3.83.BBCORESERVER.JP_.E3.81.AB.E3.81.A6_CGI.E3.83.A2.E3.83.BC.E3.83.89.E3.81.A7.E5.8B.95.E3.81.8B.E3.81.99.E5.A0.B4.E5.90.88.EF.BC.88.E3.81.BE.E3.81.A8.E3.82.81.EF.BC.89

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