Adaptec RRA-1430SA


Adaptec RRA-1430SA(以下、1430SAと表記)というRAIDカードを導入した。
先日、HighPointのRocketRaid2310(以下、RR2310と表記)を導入したのだが、どうにもしっくりこなかったのだ。
1430SAは、Raid0,1,0+1にしか対応していないが、小生はRaid1しか使用しないので問題ない。

RR2310は、いろいろなサイトのベンチマーク結果をみると、Raid0に関しては少なくともパフォーマンスの面で優れいるようだが、気に入らない点が2つあった。

1つは、RR2310を導入すると、M/BのRAID BIOSを認識しなくなるということ。
小生のM/Bのチップセットは、AMD785G+SB710なので、相性かな…と思っていたが、価格.comの掲示板を見ていると、INTEL系チップセットのM/Bで、HighPointのほかの型番のRAIDカードで同様な症状がでるような記述があるので、おそらく仕様なのだろう。

もう1つは、LEDランプ用のピンの設定というか仕様だ。小生としては、4つのHDD用にそれぞれLED用のヘッダーピン(2pin)がついているのが望ましいのだが、RR2310は、HDD0,1のアクセスLED用に1つ,エラーLED用に1つ,HDD2,3のアクセスLED用に1つ,エラーLED用に1つ…と小生的には変則的な仕様なのだ。これが気に入らない。

とはいえ、このRAIDカード、今思えば、動作は安定していた。

1430SAを取り付け、起動すると、M/BのRAID BIOSも正常に表示される。
これはいける!さすがAdaptec!!と感心していた。
OS(Windows7 x64)を再インストールしたのだが、インストール直後は、Windowsの標準ドライバでは認識されないので、デバイスドライバの管理画面から1430SAの最新ドライバをインストールする。
ドライバの場所を指定してインストールすると、ドライバが見つかった…とインストールが終わるのですが、タスクトレイには「ドライバのインストールに失敗しました」とのメッセージが表示される。
デバイスドライバの画面をみると、確かに1430SAのところに「?」マークがついており、認識されていない。
再起動しても解消されない。
そこで、もう一度でドライバを更新すると、今度は最初にドライバをインストールしたときとは異なる警告(?)が出てきて、インストールするかしないかを訊かれるので、迷わずインストールすると、問題なくインストールが終わり、デバイスドライバの管理画面でも正常に認識されていることがわかる。
そしておよそ2TB分データをRAID1ボリュームに移動させたのですが、トラブルなく移動し、すこぶる安定した状態だった。

ところが、

その後、AMDのRadeonHDのドライバ(Catalystの最新版)をインストールすると、RAIDボリュームを認識したり、しなくなったり、あるいは、認識してもファイルを表示するのに非常に時間がかかったり…と、とても不安定な状態になった。
1430SAに付属していたReame.txtにレジストリの設定を変更する記述があったが、英語で書いてあり、適当にやってしまうのも恐ろしいので、仕方なくOSを再インストールすることに…

OSの再インストールが終わり、今度はドライバのインストール順序を変更することにした。先にCatalystをインストールし、その後、1430SAをインストール。
1430SAは、上述のように2回のインストールを行うことになったのだが、2回目のドライバ更新では、5分くらい時間がかかった。

そして…

今まであったはずのパーティションがなくなっている…
コンピュータの管理でディスクの管理を開くと、新しいディスク領域が見つかったとメッセージが…
あれ、今までのデータは何処に??
大切なデータなのだよ、大切な…!!

とりあえず、HDDの初期化はキャンセルし、
この状態で、現在、シャットダウンを試みているがシャットダウンがままならない状態で止まっているのだ。
この後が恐ろしい…

15分以上経過したが、いっこうにシャットダウンができない。
仕方がないので電源を切り、再起動をすることにした。

再起動後は、ドライブ(パーティション)を認識している。
が、当該ドライブの中をエクスプローラで表示しようとするとアクセスは相変わらず遅い。しかもHDDのアクセスLEDは点滅していないのでHDDにはアクセスしていない。つまりドライバの問題と考えられる。

Catalystドライバには次のものが含まれる。
(1)AMD Catalyst インストール マネージャー
(2)AMD APP SDK Runtime
(3)AMD ディスプレイ ドライバー
(4)Microsoft Visual C++ 2010 Redistributable 64bit
(5)AMD ドラッグ アンド ドロップ トランスコード
(6)AMD Media Foundation デコーダー
(7)AMD VISION Engine Control Center

(1)~(7)までを一つずつインストールしていき、1430SAと干渉するものを探してみた。
どうやら上記(7)のVISION Engineが悪さをしているようだ。

VISION Engineは、3Dアクセラレーションのコントロールアプリケーションと説明があるので、これをあきらめることにした。
RAIDカードがPCI-Ex16バスに刺さっており、おそらくこのアプリがPCI-Ex16バスに割り込んでくるのだろう。

このままこのOSを使い続けるのは気持ちが悪いので、もう一度入れ直しをしよう。
ともかく、2日ほど無駄になったが無事解決したようだ
めでたし、めでたし…^^;

INFORMATION

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

No comments yet.

Comment feed

コメントする

ブログ検索

ブログカレンダー

2024年4月
« 10月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

Yahoo!ショッピング

アクセスカウンタ

  • 本日(回): 45
  • 週間(回): 729
  • 合計(回): 440530

Since 2011/07/01