6/3(金)~6/5(日)に東日本大震災の現地ボランティアに行ってきました(現地での活動は6/4のみです)。
東日本大震災関連のボランティアへの参加は、今回で2回目になります。1回目は5/13(金)に東別院にて支援物資の仕分けボランティアに参加し、現地でのボランティア活動は今回が初めてでした。いずれも愛知ボランティアセンターでお世話になりました。
今回の現地ボランティア活動は、バス4台,支援物資のトラック2台(2ton)で、総勢約170人体制で行われました。行き先や活動内容はバス毎に異なっており、自分は南三陸町の民家の瓦礫撤去ボランティアに参加することになりました。
南三陸町の民家の瓦礫撤去には、バス2台分の人員約80名が割り振られ、人力による瓦礫撤去が主な作業内容でした。 現地では、小泉浜ボランティアセンター(通称「はまセン」)という民間のボランティア団体が活動されておられ、今回のボランティア活動は、はまセンの案内(紹介?)により活動場所が決定したそうです。ちなみに、具体的な作業場所・内容が判明したのは、現地に到着してからでした。現地の状況は日々変化しているので、当日に作業内容が変更になることは珍しくはないようです。
活動の場となる民家は、2階建ての木造家屋で、津波により1階部分は浸水・浸食されており、住人は不在でした。瓦礫の主体は木片ですが、釘の飛び出た柱、梁(2~3mくらいのもの)が多く、危険な作業であることから公的なボランティアセンターでは断られた案件だったようです。また、瓦礫の中には大きいもので船(エンジンなし)や、樹木、浸水した畳、ドラム缶、トタンなどもありました。瓦礫と呼んでいいのか…?
搬出した瓦礫は、うろ覚えですが2tonダンプに山積みで10~15回くらいのボリュームはあったと思われます。80人体制で行われましたが、搬出車両が1台しかなかったこともあり、全てを搬出するには至りませんでした。
前述したように、当該民家の家主は居られませんでしたが、周辺の住民の方が、我々ボランティアを温かく向かい入れてくれました。休憩の都度、水やお茶を振る舞っていただき、お昼にはカップラーメンと電気ポット10個くらいでお湯まで準備していただきました。また、井戸水も自由に使わせていただき、タオルまで準備していただきました。ちゃんとした仮設のトイレがあったことも作業をする上でとても心強かったです。ありがとうございました。
それから、私を含めて数人の方が釘で怪我をしました。現地で怪我をすることは破傷風につながる恐れがあります。ボランティアの中には看護師の方も居られ、適切に処置をしていただけたのでとても助かりました。ありがとうございました。
現地での作業を終えた後は、はまセンの活動拠点に移動しました。はまセンが6/12に閉鎖する予定とのことでしたので、見学に行くだけのつもりだったのですが、カレーをご馳走になりました。おいしかったです。ちなみに、愛知ボラセンの約80名が伺ったことで、はまセンのボランティアの方々用の白いご飯が足らなくなってしまったようでした。途中からわかめご飯カレーになってしまったようです。すみません。
たった1日の現地作業でしたが、中学生からご年配の方まで老若男女問わず幅広い年齢層の方が一緒に活動でき、それぞれがそれぞれのできることを同じ方向に向かって頑張れたことがとても良かったと思いました。
いろいろな意味で自分の人生の中でもとても大切な1日を過ごせたように思います。
国や自治体の援助にはバラツキあるようで、これからもまだまだボランティアを必要とする人・場所・必要性があると感じました。
機会を作ってまた参加したいと思います。
今回、このようなボランティア活動の機会をいただいたも愛知ボランティアセンターにはとても感謝しております。ありがとうございました。
それから、現地に行くときに南三陸町の防災対策庁舎に立ち寄りました。現場には地震後にTVで何度も観た光景がほぼそのままの形で残っていました。
現場は献花やお供え等が腐敗していたものも散見していたので簡単に清掃を行い、亡くなられた方々に黙祷を捧げた後、ボランティア活動の地へ赴きました。
あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々が一日でも早く平穏な日常を取り戻すことができるよう心よりお祈り申し上げます。
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