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マクロ屋本舗では、EasyPrint for WordというMicrosoft用のアドインを公開している。

このアドインは、現在のページを印刷するツールバーを提供するアドインなのだが、仕組みは至って簡単で、Wordの現在のページを印刷する機能を使っているだけなのだ…

しかしながら、現在のページを印刷したにも関わらず、異なるページが印刷されることが稀(?)にある。
これがどのような時に起こるのかを調べてみた。

異なるページが印刷されるケース

 【ドキュメントの構成】

  • セクション1 : ページ0 ← 表紙
  • セクション2 : ページ0 ← 目次
  • セクション3 : ページ1~ ←本文
  • セクション4以降も存在します。

という構成のドキュメントで目次のページを印刷しようとすると、表紙のページが印刷されてしまうというものだ。
ちなみに、ドキュメントを作成した環境は、Word2000で、印刷した環境はWord2010である。

なぜ、このようなドキュメント構成になっているかというと、当時、セクション毎にヘッダー/フッターの設定を変えられるということをよく理解しておらず、とにかく表紙と目次はページ番号が印刷されないようにと考えた苦肉の策だったのだ…^^;

だから、こんな意味のないセクション区切りが存在しているわけだが、このような場合には、現在のページを印刷する機能は正しく機能しないことが判明した。
他にも今までに似たようなケースはあったと記憶しているのだが、とりあえず短時間で再現できたのはこのケースだけでした。

昨日も書きましたが、今はEasyPrint for Word 2010というソフトウェアのVectorでの公開待ち状態です。
このソフトでは、現在のページを印刷するときに、セクション番号とページ番号で現在のページを識別しているので、異なるページが印刷されることはありません。


Word2010でステータスバーにセクション番号とセクション内でのページを設定する。

前述したように、Word2003以降では、印刷する際にページ番号をセクション番号付きで使用することができる。
通しのページ番号は、ステータスバーに表示されているが、セクション番号とセクション内でのページ番号は初期状態では表示されていない。

これではページ指定でセクション番号を指定するのが面倒くさいではないか。

というわけで、セクション番号とセクション番号内でのページ番号をステータスバーに表示してみる。

(1)ステータスバーのあいているところをクリックする(Fig.1)


Fig.1 デフォルトのステータスバー

(2)コンテキストメニューが表示されるので、該当項目を有効にする(Fig.2)


Fig.2 表示されるコンテキストメニュー

(3)画面にセクション番号等が表示されることを確認する(Fig.3)


Fig.3 変更後のステータスバー

これだけ。


Wordでページ指定印刷をすると、複数のページがでてきたことはありませんか?

これは、セクションごとに該当するページが印刷されてしまうためです。

Word2003以降では、ページとセクションを指定して印刷することが可能です。

書式は、

p#s#

です。#には数字が入ります。従来の「,」「-」で複数・範囲を指定することもできます。

よい例
○ : p1s2
○ : p5
○ : s2
○ : p5s2-p1s3
○ : p5s2,p1s3

悪い例
× : s2p1 ← セクションが先にきてはダメ

参考

http://support.microsoft.com/kb/826218/ja

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